地域循環研究所 ともに学び、ともに築く。子ども地域監査プログラム
地域循環研究所 ともに学び、ともに築く。子ども地域監査プログラム

指導観
ねらい  「地域に省エネを広めよう」

指導観
環境問題が深刻になっている昨今、地域の事業所に「省エネ」を広めることは、有意義なテーマの1つである。そこで本学習では、主に高学年(5、6年生)の児童を対象に、児童が地域の事業所の「省エネ」状況を具体的にインタビューすることで、彼らが中心となって地域に省エネを広めていく学習である。

本学習においては次の3点に留意することが重要である。

1つめは、インタビュー項目を予め絞り込んでおくことである。インタビュー項目を何もない状態から考えることは、フィールド調査に長けた大学生でも困難である。児童へ自由に質問文を考えさせると、目的の定まらないあいまいな質問で終わってしまい、環境対策をアピールしたい企業の情報を一方的に聞き、「企業はすごかった」ということで学習が終わってしまう可能性が高い。インタビューの目的(=省エネに取り組むための具体的な行動を実施しているかどうか)を定めた具体的な質問文を予め用意しておき、その中から児童に選択させることによって、その後の分析およびまとめ学習を有意義に展開できる。

2つめは、家庭や学校に応用できる「省エネ」を学んでくることである。事業所の中では、色々な「省エネ」が実施されており、自分たちの日常生活に生かすことができるものも多い。

3つめは、予め家庭での実践をおこなった児童が取り組むということである。自ら実践していない児童が、事業所のインタビューに赴くと、単なる見学に終わってしまい身につけるものが少ない。「省エネ」に関して大人たちと対等もしくはそれ以上の積み重ねを持っている児童が、対等なやりとりをすることで有意義な学習が可能となる。なお、家庭で実践できない児童は、「?省エネの動機づけ不足」「?具体的な省エネ行動パターンを知らない」「?計画を立てて実践して見直すマネジメントの概念が不明瞭」の可能性があるため、それらを補う補習時間を別途確保する必要もある。これら家庭における実践学習に関しては、当研究所が発行した既存の学習プログラムがあるため、こちらを活用すると有効である。